【ダイニングテーブル】どう選ぶ?木材・塗装編

家の中や部屋の雰囲気を決めるといっていいほど、存在感のあるダイニングテーブル。
綺麗な無垢材の使った長期間使用するほど愛着の湧くもの、古材などを使ったアウトドア感の溢れるもの、シンプルで飽きのこないものなど、様々なものがあります。使用する人数や使用用途などによって、形やサイズも様々です。 

 
前回の記事、ダイニングテーブルを選ぶポイントをサイズ感や形についてご紹介しました。
前回の記事はこちら!


今回は、ダイニングテーブルに使われる木材や塗装についてご紹介します。


木材

ダイニングテーブルのメンテナンスや使い勝手、耐久性にも大きく差が出ます。
そしてダイニングテーブルの価格はピンキリですが、その価格も木材により、大きく左右されます。


無垢材


天然の木をそのまま使ったものを無垢材と言います。
無垢材の中でも一本の丸太からそのまま切り出したものを一枚板といい、無垢材を貼り合わせたものを集成材といいます。

無垢材の良さを一言で表すなら、「使うほどに味わいが出る」ということです。手入れのしやすい仕上げがされているものもありますが、せっかく無垢材を選んだのならオイル仕上げがおすすめです。

使えば使うほどにキズやシミが増えていきますが、丁寧に手入れを続けていくことで、一つ一つが思い出・味わいになります。家族だけの味わいを刻んでいくのです。

 木は素直なので表情をどんどん変化させていきます。これが無垢材の魅力です。無垢材は使うほど歴史が刻まれて味になり、古さが最大の魅力へと変わっていきます。


メリット

天然木ならではの質感と雰囲気があり、使い込むほどに味わいを増します。使えば使うほど、独特の味わいが出やすいです。経年変化を楽しみたい方にはもってこい。そして 重厚感があり、 頑丈です。


デメリット

反りや割れなどが発生する可能性があります。また値段も比較的高価です。そして重いため、取り扱いには注意が必要です。また、木が呼吸するので、ソリが出る場合があります。


 突板


出典:http://banshokai.co.jp/html/scp/scp.html

木材を薄いシート状にスライスしたものをベニヤ板などに貼り付けたものを言います。表面は「木」ですが芯の部分は加工された芯材(木屑などを固めて作ったもの)になります。


メリット

無垢材と変わらず、木の風合いを楽しめます。そして 軽くて、取り回しがしやすいです。 価格も比較的安価なものが多いです。 

デメリット

表面の木のシートを削ると、ベニヤが出てきてしまうため、傷つきやすい種類の家具には適さないです。 経年変化を楽しむには、不向きです。


メラミン樹脂

出典:http://www.renovation-casa.com/blog/column/742/

表面の化粧紙にメラミン樹脂、芯材層の丈夫な紙にフェノール樹脂をしみ込ませ、これらを何枚も重ねて圧着させた、積層プラスチック板です。 

メリット

表面が硬く丈夫で傷がつきにくく、耐熱性があります。汚れを簡単に拭き取れるため、シミなどはできにくいです。

デメリット

樹脂なので、天然木のような風合いには乏しいです。経年変化は楽しめません。


オススメはダントツ無垢材! 

無垢材と一口に言っても、種類はさまざまです。


出典: www.photo-ac.com

ナラ(オーク)

丈夫で加工もしやすく、ヨーロッパでは昔から家具等に用いられている。板目を材で取ると力強い精悍な木目が表れ、独特の存在感を放ちます。個性豊かな表情を楽しむことができます。使い込むほどに落ち着いた色に変化していきます。落ち着いた色合いと重厚感のある木目、強度の高さが特徴です。数ある広葉樹の中でも最高級材として珍重されています。

タモ

木目が非常に美しく、家具や楽器、建造物など、幅広く使用される高価な木材です。やさしい肌色をしており人気があります。材質としては、やや硬く粘りがあり、野球のバッドにも使われています。


チェリー

木肌のきめ細かさと滑らかな肌触りが特徴です。使い込みほどに色に深みが増し飴色に変化する高級素材のひとつとなっています。経年変化で渋い艶のある色になることです。出来たてのチェリー材の家具は薄いピンク色をしています。それが、時間が経つとともに段々と艶のある濃い茶色になっていきます。


チーク

世界三大銘木として知られる、赤みがかった褐色の材です。美しい木目と、堅く強靭で耐久性があり、病害虫にも強い材質が特徴です。板に製材した直後は色が浅く、材面があまり美しくないのですが、年月を経ると木材のもつ油分が材面に染みでて色の深みが増します。 加工も容易で、よく乾燥させた場合は伸縮率が小さく、家具に向く他、水にも強いので、船舶用材や建築材として広く使用されてきました。高価であるため、薄くスライスして突き板の表面材にも用いられます。


メープル(カエデ)

北米で古くから家具に使用されてきた材で、色の白さ、木肌の細やかさが特徴です。割れにくく衝撃に強いので、メジャーリーガーのバリー・ボンズが愛用したバットにもしようされていました。木目は通っており、鳥眼(バーズアイ)杢などの杢目が形成されるものもあります。塗装性、着色性が良く、表面仕上げも良いです。この幹から出る樹液を加工したものがメープルシロップです。


塗装

同じ無垢材を使っていても塗装方法が異なると表情・メンテナンス方法などが異るということについてお伝えします。 


オイル塗装 

出典:http://www.soliwood.com/blog/2014/08/post-987.html

木の表面に植物性のオイルを塗った仕上げの方法です。

メリット

木本来の質感を味わうことができます。傷や汚れも家具の味となって経年変化を楽しめます。ある程度の傷であればヤスリで削ってメンテナンスすることができます。

デメリット

コップの輪ジミなどのシミや汚れがつきやすいです。 定期的にオイルを塗るメンテナンスが必要です。


ウレタン塗装


木の表面にウレタン塗料を使った仕上げ方法です。

メリット

水分を吸収しにくいため、メンテナンス不要です。木の反りや割れなどが生じにくいです。

デメリット

木の素材感を味わう、経年変化を楽しめません。長期的に使用すると塗装が剥離するなどの劣化が起きる場合があります。天板の上にPSマットというマットを敷いて保護する方法もあります。


最後に

今回は木材の種類と塗装についてご紹介しました。

Re doorの商品は、木材からこだわりをもち選定をしています。どの木材でも良いわけではなく、それぞれの木材にそれぞれの良さがあります。

そして、ハンドメイドでひとつひとつ作り上げるからこそ、お客様のライフスタイルを少しでも充実させることに繋がると考えています。


皆様がダイニングテーブルを選ぶ際の参考になれば幸いです!


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