【オイルフィニッシュ】



自分で使いたいギア、ファニチャーを自分で作りたいという方も多いのではないでしょうか。最近はかなりDIYが広まってきており、工具のレンタルや作業スペースの貸し出しなどを行なっている業者様も多いです。

その中で、Re doorにも多く寄せられる質問があります。それは「木材の塗装」について。

自分の思い描いたイメージ通りの色にするにはどれがいいか、用途に最適な塗料はどれか、種類がありすぎてわからない、、、など様々な質問が寄せられます。

今回は、Re doorのギアにもよく使う、オイルフィニッシュについてまとめたいと思いますので、DIYの際のご参考にしていただければと思います。


オイルフィニッシュ


オイルフィニッシュは、木材の表面にオイルを染み込ませる塗装方法です。

メリットは、木材自体を強化できることです。「木の呼吸」を妨げず、触り心地も木本来の温もりを維持することができます。また、使用するオイルを選別すれば、植物由来の無添加の素材になるため、人工物であるプラスチックの塗装とは違い、

環境にも体にも優しい塗装です。


しかし、およそ6ヶ月〜1年ほどで、オイルは乾き切ってしまいます。

オイルの塗り直しなどメンテナンスが必要です。ただ、オイルフィニッシュは他の塗装と比べ、簡単に行うことができます。ですので、塗り直しも習慣にできれば大きな手間にはならないことと思います。また、多少の傷であれば、塗り直しの際に表面を研磨しとってしまうこともできます。

DIYにおいて、オイルフィニッシュを行うために必要なものは、2つです。

1、「乾性油」=オイルフィニッシュ向き:亜麻仁油、えごま油、紫蘇油、紅花油など

※オイルフィニッシュに適しているのは「乾性」の油です。それぞれ効果はあまり変わらないので、できるだけ無添加に近い物を選び、用意すると良いです。

全てが向いている訳ではないです。

「不乾性油」=オイルフィニッシュ不向き:なたね油、オリーブ油、椿油など

2、布

汚れやホコリを取り除く時、オイルを塗布する時、オイルを拭き取る時に布を使用します。布は綺麗で、自然素材のものを用意しましょう。スーパー手に入る綿100%のふきんなどで大丈夫です。木材を痛めたり、シミやムラの原因になったりしますので、化学雑巾は使用しないでください。

オイルと布が準備できたら、いよいよ塗装

まず、乾いた布で表面の汚れやホコリを取り除きます。

Re doorのコーヒードリッパースタンドで見てみましょう。

何もしないとこの状態。

乾拭きでも汚れや染み、キズがある場合はサンドペーパー(番手の目安:400番)で、木目に沿って研磨します。

布にオイルを付けます。オイルをテーブルの上に垂らしてそれを布で伸ばしても大丈夫です。

木目に沿ってオイルをまんべんなく塗りこんでいきます。

この時、塗りムラなどには構わずすばやく塗ってください。※キズ補修箇所のみの場合は、周囲との色ムラに気をつけながら薄く伸ばしてください。

オイルを染み込ませ、拭き取ります。

10分ほど放置しオイルを木材に染み込ませ、オイルを塗った布のオイルがあまりついてない箇所を使って、塗ったオイルを拭き取っていきます。

綺麗な布で再度オイルを拭き取り、乾燥させます。

オイルフィニッシュをするだけで、こんなに綺麗になります。


木の温もりを維持し、強化できるオイルフィニッシュを手軽に行うことができます。そして定期的にメンテナンスすることで、ずっと綺麗な状態を維持することができます。

手間をかけ、塗り直す度に自分で作った大事な大事な家具に、より深い愛情を持つことができます。

Re doorの商品の多くも、使っているオイルは違えど、このようなオイルフィニッシュをしています。ですので、もし購入していただきましたら、定期的にメンテナンスをしていただき、長くご愛用いただけますと幸いです。

拭き取る際、後でベタつく原因となるので拭き残しがないようにしっかりと拭き取ってください。

※注意:使った布は、そのまま置いておくと発火する恐れがあるので、水で濡らしてから廃棄してください。

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